栃木大会パート2

本日の学会レポートは他にも色々聞いたが「高校英語におけるジャンルの意識 ー学習指導要領及び解説、検定教科書の調査からー」に特化しようと思う。この発表では、日本の高校英語の指導で「ジャンル」がどの程度意識されているかを、学習指導要領、またその…

自分の専門に寄せて

今、栃木の学会に来ている。 いつもの大会だと、興味のあるものになんとなく行ってなんとなく質問する、というスタイルだったが、 今回は変えようと思って来た。自分の専門(と思っているもの)に関連なるものを聞き「考える」という風にしようと思ってここ…

授業参観

この数週間の間に、縁あって二つの学校の授業を見せていただいた。自分の授業と絡めて感想を。授業内で教師が英語で口頭でのコミュニケーションを取らせようとしているかどうかは、もう教室に一歩足を入れた瞬間からすぐにわかる。 それは、必ずコミュニーシ…

『問い続ける教師 教育の哲学×教師の哲学』

問い続ける教師―教育の哲学×教師の哲学作者: 多賀一郎,苫野一徳出版社/メーカー: 学事出版発売日: 2017/10/18メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログ (2件) を見る久しぶりに教育学の本を読んだ。日々の授業準備、そして雑務に追われていると…

『史上最悪の英語政策』雪は溶けた

史上最悪の英語政策?ウソだらけの「4技能」看板作者: 阿部公彦,氏デザイン(装丁デザイン)出版社/メーカー: ひつじ書房発売日: 2017/12/25メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログ (5件) を見る読了。とても読みやすく、明快な本。社会科の教員…

教師が教室にいる意味

前回のブログで少し書いたのだが、入試問題演習を授業で扱い始めると、断然「教師が教室にいる意味」を考えざるを得なくなる。 「問題やれ!」、「ハイ終わり!」、「ここの問題はね、、、」という形態でやるのなら、40人で一斉に授業を行う意味も、教師が…

3学期の授業に向けて

そろそろ3学期が始まる。2学期は様々な授業形態を試してみて、うまくいったものもあるし、そうでないものもあった。 2学期が終わり、ホッとして冬休みは考えたいことだけを考えて、3学期をなんとなく始める。これではいかん! ということで、2学期の振…

『謎解き英文法 動詞』 sufferとsuffer fromを巡って

英語表現の授業で、和文英訳も行なっている。 その際、自分が作った答え、教材付属の模範解答を自分がネイティブスピーカーに聞いて修正したもの、それ以外で生徒が解答しそうなもの、で自分なりの授業案を練るわけだが、それでも想定していなかった答えを生…

長期休暇の宿題について

夏休み前、最後の勉強会では「夏の宿題」をテーマに。まずは、みんなでこの夏、何を宿題として出す予定か、もしくは過去出したことがあるかを披露しあう。同じ職員室でずっと一緒にいるのに他学年のことはわからないもの。文法・語法問題集のパートを決めて…

大学で話をしてみた

学会のつながりで、先日大学で1時間分だけ、英語科教育法の授業で話をする機会に恵まれた。まだ年度が始まったばかりの春の授業なので、授業実践にだけこだわらずに、「教師の仕事」、について語ってほしいと依頼をされた。僕自身の今回の最大の興味は大学…

考査前だから考えさせたい(コミュ英活動)

考査前、範囲は終わっているのでやろうと思えば自習にできる。 でも、英語はある意味で実技科目。 やればやるだけできるようになるのだから、自習はなるべく出さない。本日で授業は終わりになるが、コミュ英の授業の最後は洋物の教科書の復習として、 関連の…

Big Question

授業が始まって数週間。 今のところ、授業はうまくいっている(と思う)。最近意識していることは、基本のキなのだけど、生徒に自分の伝えたいことをしっかりと伝えようということ。 それから、生徒の気持ちに寄り添うことも大事にしようということ。こちら…

教科書をどう使うか

もう少しで、新しい年度が始まる。今年度は高校2年生を担当。コミュ英と英表。昨年度はうまくいかないことも多かった。 うまくいかなかったことを挙げてみると1.英語を得意とする生徒には多少退屈になってしまった 2.雰囲気をうまく作りにくいクラスを1…

『高校英語授業を知的にしたい』 三浦孝 他 編著

高校英語授業を知的にしたい −−内容理解・表面的会話中心の授業を超えて作者: 三浦孝,亘理陽一,山本孝次,柳田綾出版社/メーカー: 研究社発売日: 2016/06/18メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログ (3件) を見るいろいろと忙しくて時間がかか…

Landmark Communication English 2 Lesson 5

このレッスン、題名は Science of Love。生徒の興味が引きやすいかというとそうでもない。導入はオーラルイントロではなく、まずは恋愛といえば歌ということで、恋愛の始め理の歌1曲、お別れの歌1曲を聞いてディクテーション。その際、聞き取らせる言葉は恋…

同僚性を育む 勉強会第2回

昨日、校内で勉強会を開催。 若い先生と主催して先月から始めてみたもの。その先生、ものすごく授業を工夫している先生で、是非彼にもみんなの前で話す機会を、と思ったのがきっかけ。今回の勉強会はとにかく息の長いものにしたい。 そして、敷居の低いもの…

メリル・ストリープ スピーチ 英語 全文

授業で動画が使いやすい環境ができた。 全クラスにWi-Fi環境、プロジェクターが完備されたから。 でも闇雲になんでもかんでも見せればいいということでもない。 厳選してみせたいところ。昨日 ニュースでメリル・ストリープのスピーチが話題に。 英語学習に…

あけましておめでとうございます

今年も頑張ります。昨日は文教付属にてKATEの月例発表会でなんと、成功体験について語りました。 たった7分ですが。 成功体験ですよ。大した成功なんてないのに。趣旨はこんな感じ。 教師の成功は、日々の失敗の修正で叶えられるということ。 またその修正に…

外で学ぶか内で学ぶか

先日は西日暮里に出かけて、英語教育の講座を受講。 とても面白かった。講師の先生の授業は巧みでためになった。これまで、外での研修や講座には大分出掛けてきた。 だいぶ知識は吸収できた。そして思うのは、あとは自分なりのまとめ方で自分なりの、そして…

『<英文法>を考える』 池上嘉彦 

「英文法」を考える―「文法」と「コミュニケーション」の間 (ちくま学芸文庫)作者: 池上嘉彦出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 1995/09/01メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 9回この商品を含むブログ (10件) を見る先生という職業で大切だけど、難しいこと…

Landmark Communication English 2 Lesson 4

本日はLesson 4のまとめを。まずは、いつものようにオーラルイントロ。 流れはホリエモンの著書の紹介。彼をイノベーターと呼ぶ人もいることも紹介。 彼の著書内での「やりたいことがあるならやればいい!」とか「やりたいことは今やれ!」のような文言を紹…

Landmark Communication English 2 Lesson 2

準備にとても時間がかかるのに、時間がたつと忘れるんだよなー。 細かい教案。。。 ノートは作ってるけど、見返してもよくわからない。 で、ここに残しておくと。1 まずは英語でオーラルイントロ。すべてパワポで。 東京オリンピックの開催地でもめてる話か…

教科書の進め方 Landmark communication English 1 Lesson 10

このレッスンはパート毎に教科書を進めていくと、生徒の反応が悪いというのと、結局本文に触れる回数が多ければ多いほど良いという観点で、パート毎に進めるやり方を見直した最初のレッスンを、備忘録的に書いておきたい。まずはオーラルイントロ。今回の題…

大学入試と授業法

今自分が英語教育関係でどんな本が読みたい、と聞かれたら、どのように答えるか?やはり、今自分が勤めている学校の生徒が食いついてきて、なおかつ自分の英語教育感に合致している 教授法が載っている本!と、答えるかな。今、自分の勤めている学校は世間的…

『人はいかに学ぶか』 稲垣佳世子 波多野誼余夫

人はいかに学ぶか―日常的認知の世界 (中公新書)作者: 稲垣佳世子,波多野誼余夫出版社/メーカー: 中央公論社発売日: 1989/01/01メディア: 新書購入: 10人 クリック: 58回この商品を含むブログ (30件) を見る読了。授業の中にペアワークを多く取り入れる。グル…

学校の戦後史 木村元

学校の戦後史 (岩波新書)作者: 木村元出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2015/03/21メディア: 新書この商品を含むブログ (13件) を見るこの本読了。 学校の歴史について知らないわけにはいかない。この本を読み終えて、知ってはいたけど、今自分が置かれてい…

受動態 アクティビティ

受け身の活動を考えた。 ベタではあるが、やはりクイズを作らせる活動だろう。受け身の授業開始に使用場面を決めるために、エンドフォーカスの話をした。 そうすると、述部に情報が満載の受け身クイズは活動にもってこいだ。生徒の活動としてはうまくいった…

助動詞+完了形アクティビティ

久々の更新です。毎日忙しくしております。今回は、ついこの間行って中3の生徒に受けが良かったアクティビティを。 よく言われることですが、文法項目は、その項目が使用される場面を意識できるようにする必要があります。might have 過去分詞 = 〜だったか…

『英語化は愚民化』 施光恒

英語化は愚民化 日本の国力が地に落ちる (集英社新書)作者: 施光恒出版社/メーカー: 集英社発売日: 2015/07/17メディア: 新書この商品を含むブログ (14件) を見るかなりひさしぶりの更新。あけましておめでとうございます。話題のこの本を読んだ。施氏の主な…

『英文読解のストラテジー』 天満美智子 Whatever by Oasis

英文読解のストラテジー作者: 天満美智子出版社/メーカー: 大修館書店発売日: 1989/03/01メディア: 単行本 クリック: 5回この商品を含むブログ (4件) を見る時間をかけてこの本を読了。ぜひ、頭に入れておきたいことを引用しておく。 いま、仮に、これから読…