自分の専門に寄せて

今、栃木の学会に来ている。
いつもの大会だと、興味のあるものになんとなく行ってなんとなく質問する、というスタイルだったが、
今回は変えようと思って来た。自分の専門(と思っているもの)に関連なるものを聞き「考える」という風にしようと思ってここ小山へ来た。今自分の専門はリーディングである(と思っている)。とにかくここに寄せていこうと思ったのだ。

昨日、聞かせていただいた発表の題目は、
①「センター試験はそれほど悪い試験か?」
②「ポストリーディングタスクを通した語彙学習の検証」
③「英語学習者のプロファイリングに基づく自律学習支援の試み」
④「英語学習ワークショップが受講者の学習意欲に与える効果」

このラインアップで十分リーディングのことを考えることができた。

①では
妥当性の検証においてリーディングパートの検証、つまりリーディングの力の構成概念の因子の分析が聞きたかった、と考えた。
②では
ポストリーディングにおけるタスク設定では本文の再生を生徒に課すと(要約タスクより)語彙は入りやすいだろう、と考えた。
③では
生徒の自律学習には学習内容の選択をさせるだけでも効果がある、という主張に対して、リーディングマテリアルでも「選ばせる」という一手間がかけられると好ましい、と考えた。
④では
やはり、大学生でも高校ではリーディングは(スピーキングに比べて)しっかり学習されている、と考えているのか、と分かった(これは本当にそうか?、といういう意味で)。

今日も「寄せて」聞いてくる。