教科書の進め方 Landmark communication English 1 Lesson 10


このレッスンはパート毎に教科書を進めていくと、生徒の反応が悪いというのと、結局本文に触れる回数が多ければ多いほど良いという観点で、パート毎に進めるやり方を見直した最初のレッスンを、備忘録的に書いておきたい。

まずはオーラルイントロ。今回の題材はトルコとの本の関係についてのレッスン。ここでは、トルコとの国旗の柄、東日本大震災時にトルコが献身的に救助活動を手伝ってくれたこと、またトルコ地震の時、日本からも救助が出せたこと、などを中心に、インタラクション。そのあとはレッスン全体を読めるようにQAを作り、通読。概要を把握。

次の時間は宿題で全体にもう1度目を通しておくように言っておき、英文にギャップをあけ、そこに選択肢をうめていくというクイズより始める。全体の把握が終わっているので、次は4パートのうちの最初の2パートを少し、詳しく読む英語によるQAと構文の難解なところだけはtranslationさせる。QAにはfact-findingとinferenceを伴うものを両方入れる。その後ながーい文章を音読。

次の時間は2時間目と同じことをパート3,4で。冒頭のクイズはパート1,2の新出語クイズ。

次の時間はグラフィックオーガナイザーを。この話は時系列でまとめられそうだったので、4コマ漫画風に絵と短い英文で要約。これには時間を要したが生徒の反応はよし。

次の時間はパート3,4の新出語クイズ。次の時間はよくできているグラフィックオーガナイザーをプロジェクターにて紹介。要約の重要な点を解説。生徒の理解の足らないところは、4コマ漫画のコマとコマをうまくつなぐ、ディスコースマーカーの使い方がいまいちなこと。次は、生徒同士のQA。こちらから、ペアで3問ずつ内容について聞けるようにプリントを作成。答えやすいけれども、物語のかなめについての質問を作る。ぱっと一言では答えられないようにしたので、生徒の発話量はなかなか。この際も推論質問を必ず入れる。その後、retellの活動。基本的には、何も見ないでやるように伝えるが、4コマ漫画と最後にやったペアQAの内容を思い出しながら行うよう指示。基本的にはペアでの練習になるが、何人かを代表でretellさせる。出来栄えはまあまあ。

だいたいこんなところか。
反省としては、音読の時間が取れなかったこと。これは時間の確保の問題か。

この方法だと、毎時間同じことをやっているという意識は減る。これとても大事。