英語リスニングの学習法

生徒から学習の仕方について問い合わせが多いのはやはりリスニング。

自分自身もリスニングの勉強法には迷いがある。

しかし実感として思っていることにエビデンスを与えられると確信が生まれるというものだ。

このページを見つけた。

http://listening-marisa.com/

やはり実感通りだが、概してリスニングの得意な人はストラテジーの学習、苦手な人はディクテーションの学習行えばリスニングの力がつくということだ。(得意、苦手というのはざっくり言っているのではなく、上記サイトできちんと説明されています)勤務校の高1で言えばちょうど上半分が「得意」、下半分が「苦手」と考えて差し支え無さそうだ。

 

問題はストラテジーを学習するにせよ、ディクテーションを学習するにせよ、リスニングの学習にはある種のコストがかかるということ。なぜなら適切な題材とスクリプトがないとまずは始まらない。そして、ディクテーションとは言え、全文を書き出すのは大変なので、一部を切りとって何度も聞くための準備・工程が必要。これはなかなか面倒だ。

 

生徒に勧めるのであればこんな題材がある。

http://www.bbc.co.uk/learningenglish/persian/features/6-minute-english

音声はもちろん、スクリプトもある。前半のいけるところまでディクテーションしてもよし、上記サイトに書いてあるようなストラテジーを意識して聞いてからスクリプトを聞いてみるのもよし。

 

このサイトには書かれていないが、生徒にはシャドーイングができることが聞き取りには非常に大切であると伝えている。よって上のスクリプトで確認しながら、シャドーイングするのが「締め」の作業になる。これもエビデンスがあること。門田氏の本などで有名である。以下のサイトを参照。

https://englishhub.jp/sla/shadowing-listening

要は聞こえてきたものを復唱するという練習を重ねることで、音声の認識を自動化するということ。でも、このサイトで書かれているように、聞こえてこない言葉というのは情報として脳内に存在しないということなので、その情報を刷新するにはそのデータベースを増やさなくてはならない。そのためには文字を見て調べるというプロセスを行う必要がある。だから、ここでもスクリプトが必要だ。

 

ということで、リスニングの学習法についてのアドバイスはこの辺りでいけそうだ。

 

今学習をしている内容は全体でいうとどの部分なのか。常にそれを考えることが大事だ。こんな風に見えればいいのだろうな。この正月に実家の駅で撮った写真。

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新幹線!