英語表現をどう行うか →「りんごのうた」

自分のブログで、約1年前こんなことを書いている。

 

(英語表現という授業が)スピーチしたり、意見文書かせていると良い授業、と教員みんなが思ってしまうと、「コミュ英」との差異はなくなるし、生徒も何となく文法やってる、なんとなく表現活動やってる、とふわふわしてしまうのかもしれない。(下リンクで全文参照できます。)

 

tuber.hatenablog.com

 

今の授業スタイルはどうか? 今学期もエッセイを書かせたが、それはある種の帯活動になっていて、文法で扱ったものとの関連度は低い。結果、今年の英語表現の授業は上で危惧したようなスタイルになっているかもしれない。勤務校は男子校だし、文法をがっちり扱うことで楽しみを持つ生徒も多い。もっと文法に振ってもいいかもしれない。

 

エッセイでは難しいが、2学期も多く行った表現活動でも、もっと扱った文法事項を意識的に使わせないと、コミュ英のとの差がつかない。明示的に当該の文法事項を使わせる工夫が必要だ。

 

コミュ英ではプロジェクト活動でかなり自由に彼らに英語を使わせているので、そこでの自由な表現に幅を持たせるためにも、英語表現では文法ベースで授業を進めるのもいいのかもしれない。この3学期はそれでいこう。

 

ここからは余談。

先日椎名林檎がテレビ番組の中で、アルバムの曲順にはとても気を使っていると言っていた。この調で終わったら次の曲はこの調で始めたい、とか、このテンションで終わった曲の後はこの曲調の曲を置きたい、と。これは授業にも当てはまる。歌をどの時間帯で歌うか、前時間の小言をどこで挟むか、この文法のコアの説明はどこで行うか、など。これらは、ただ適当に並べればいいものではなく、順番がとても大切なのだ。椎名林檎のアルバムを「シャッフル」で聞くことは論外ね。

次の曲はアルバム『教育』のオープニング。これ以外でオープニングはあり得ないというくらいのオープニング曲。かっこよすぎる。

 


林檎の唄