アウトプットについて

前回の続き。

アウトプットは大事。でもどんなことをやればいいのか。

アウトプットさせることで、生徒は

アウトプットに際して、英文の構造を意識せざるを得ないし、①
英語で自分の言いたいことと言えることとの間のギャップに気づき、②
また
外に向けて英文を放つことで外からフィードバックをもらうことができる③

のだ。

上の3つをしっかりと兼ね備える活動がいいアウトプット活動だ。

中学の授業において、教科書を使う授業でなにか書くという活動でこれを考えてみる。

和文英訳はどうか。
②が弱い。③もしっかりと確保しようとすると、効率的な授業展開が望まれる。
書かせっぱなしではダメということだ。
でも①についてはかなり意識を向けることができる。語彙でも、文法項目でもだ。

その点自由英作文は上の3つをきちんと確保できる。
①については考えてやらないと、弱い部分となる。
例えば、中学で過去形を学習し、それを使わせたい場合は容易だが、
命令文を確認したい場合は向かない。
しかし、②は最も得意とすることろ。辞書の利用を促したり、使える範囲の英語で言いたいことを何とか表現するというストラテジーも意識できるようになる。

また、僕がいま担当しているのは中1なのでまだ難しいが、学年が進めば、
書くだけにはとどまらず、口頭のアウトプットを教科書のリテリングやサマリー、ペアで行う内容QAなどで作り出すことも可能か。

少し、頭が整理されてきた。