日本語から考える英会話 柳瀬和明
私、トイレに長い時間いるときは(下品ですいません)、瞬間英作文する習慣があります。
先日からこの本を始めました。
著者の柳瀬さんは元都立の先生。私が英検協会の企画でケンブリッジ大学へ研修へ行く機会があったときご一緒しました。
とてもいい方で若い教員の話にきちんと耳を傾けてくれていた姿が印象的でした。パプにも何度か一緒に行きました。
その方の著書ということで手に取りました。平易な表現が多いですが考え方が面白いです。
英会話を調理と捉え、言語材料を料理の材料と考えます。
英会話では材料とレシピが必要だと。
そのレシピ本です。
今、中1を持っていて、授業は英語で行っています。
英語で行うことの効果は、英語がコミュニケーションの手段であることを生徒に見せ付けることにあります。
授業の進行はアドリブ部分もあるわけで、すべての英語をスクリプト化はできません。
その時、瞬間英作文の力を必要とするのです。
文法の説明が必要なときは、日本語で行います。
そこでは知識の伝授が必要だからです。これは日本語でやるべきでしょう。
高校からの授業は英語でやることとなっていますが、コミュニケーションの手段としての英語が見える形であれば、
どのように運用してもいいと思います。
授業が訳読オンリーから抜け出し、教員の英語学習意欲にブーストがかかることが大事なのです。