何で英語を勉強するのか

これから英語を始める新中学１年生に、英語の楽しさを語る役目を仰せつかる。
６年間しっかりと取り組めばこんなことができるようになりますよ、という話はすべきかなと思う。
英語科の教員は気のせいかもしれないが、「何でこれを勉強するのか」という問に触れないといけないような雰囲気がある、世の中で。

「役に立つ」ことを教えろ、と言われ、「入試」が解けるように、と言われ。
「入試」ができることと「役に立つ」ことが相容れないし。

英語を使ってコミュニケーションをとることに「役立つ」ことはしっかり教えよう。
そういうコミュニケーションの必要性を持つ人になる可能性が高い生徒たちだ。

外国語をマスターすることが目的そのものだなんて、それは時間とお金がある人間のやることだ。
その先にあるコミュニケーションを見据えてほしい。必ずしも英語である必要はない。

間違いを恐れるな。語学で間違ってはいけないなんてナンセンスだ。

伝わる楽しさを喜ぼう。

大丈夫、入試の対応力もきちんとつけるから。

この辺りを伝えようかな。