英語教育、この1冊
『英語教育ブログ』みんなで書けば怖くない!企画に参加しています。
今は高校3年生を担当していますが、もし中学をまた受け持つことになったら、
大いに参考にしたい本という視点で。
私の「1冊」はこれ。
『スラスラ話すための瞬間英作文シャッフルトレーニング』 森沢洋介 ペレ出版
この本、中学の英語英作文を瞬時に行うトレーニングにひたすら紙面が割かれている本。
左側に日本語があり、右側に英語というシンプルな作り。
この本を挙げた理由は
「、、、一旦発想を変え、一定期間トレーニングをすればこのような英作文回路を自分の中に敷設することは大した難事ではありません。」
というこの本の使い方を説明する箇所での記述。
この「英作文回路」というタームです。
この事実自体はもちろん僕なりに分かっていたつもりでしたが、非常に腑に落ちる言い回しだと感じたわけです。
言いたいことをすっと口から出せるようになること。
これはまさに「回路」を作ることに他なりません。
たとえばこの本の中にあるこんな問題。
「私が昨日見た流れ星を君に見せたかった。」 ハイ英語で!
ここで
I wanted to let you see.....
という英文の言い出しが出てくるのは、やはり訓練。
この回路を作り出すのが英語を学ぶ際の1つの目標に決まっています。
中学の段階でこの「回路」が大切だと生徒が思うことはかなり大事なことなのでは。
『話すための英文法』シリーズ 市橋敬三
『コーパス口頭英作文』 阿部一 浦島久
などもこの系統のとてもいい本。しかし、僕が『瞬間英作文』を選んだのはこの「回路」という言葉が好きだからです。