オーラルサマリーを考える
高校生のコミュニケーション英語Ⅰの授業で、使えそうなパートがある場合、生徒に壇上でオーラルサマリーをやらせている。
手順は
教師が4枚の内容をリマインドさせる絵を黒板に張り、それを使いながら模範サマリー。
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その4枚の絵と、その部分で使うべきキーワードを掲載したプリントを配布。それを使って生徒は自分なりの原稿を作成(考案)。
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ペアで発表の練習。
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何人か選んで発表。
大概はうまくいくが、今抱えている問題点は
1教科書の本文が難しく、短時間で原稿を作り発表まで持っていくと、困難を抱える子が一定層出てくる
2発表そのものを苦手とする子が一定数いる(たとえ英語が得意でも)
1に関しては進度を緩めてしっかり練習させれば解決できるが、学年の進度というものがあるのでなかなか難しい。また勤務校の性格上、コミュ英に関してはリーディングであると捉える向きもあり、平易な教科書が採択されにくいという問題もある。
今のところはレッスンやパートで緩急をつけて、時間をかけるところはがっちりかけ、そうでないところはさくっと終わらせるということで解決するしかないと思っている。
2については、いい案が思い浮かばない。他校での実践例ではそういう子供たちについては特別に別室で発表させる場合もあると聞く。ただ、人前で発表するという経験は必要である。ただし、それをどこまで強制するかどうかということは考える余地がある。
基本的には聴衆としてルールとして、しっかり聞く、苦手な子がいてもしっかり聞く。このあたりを徹底させて、全員で行うのだ、という雰囲気を作ることが大切ではないかと考えている。
このあたりをもっと詰めていけば、活動の場としてのサマリー練習はさらに行う価値のある活動になるはずだ。