「プラクティカルイングリッシュ」

先日、知り合いの勤める金沢八景の某公立大学へ授業見学。
大学の英語教育では先進的なこの大学。

全学部の学生が英語だけで行われるコミュニケーション中心の授業を週に3回受けて、TOEFLである一定上の点を取らないと単位がもらえない、というもの。

インストラクターと呼ばれる教員がいるが、ほとんどネイティブスピーカー。少しだけ日本人がいた。教員はTESOLを持っているのが前提。

リスニング、リーディングの授業をみせてもらう。

リスニングの授業は、完全に
導入→理解→練習→活動
という順番。ペアワークの役割が大きいスタイル。

リーディングはグループ活動を行っていた。英語を用いてのディスカッション中心。
自分がイメージしている中高におけるいい授業のお手本のようだった。

しかも、クラスサイズは最大で25名。ほとんどのクラスは20名以下で行っているのだから、うらやましい。

中高連携は昔から言われるし、自分の勤めている学校は一貫校。当然考えている。
小中の連携はこの間、足立区の先生の取り組みも聞かせてもらったので、取り組みが始まりつつあるのを感じている。
では、高大は? 大学でこのスタイルの授業が主流となった時、高校だって考えないといけない。
まずは環境を整えることだ。自分は技量を磨きながら、少しずつ学校として環境が整う仕掛けを作る。それしかないな、と思った。