2014 ELEC春期

今回のELEC春期は九段中等の渓内先生、神大の久保野先生。

前半、渓内先生は授業の展開の音読までの部分を中心に実践の紹介。
Oral Intro→Explanation→音読。この工程。

渓内先生の発表では、当たり前のことだが、何となくおざなりにしている実践、または面倒であるから遠ざけてしまいがちな方法をリマインドしてくれた印象。

ウォームアップもしっかりやらないと、帯活動も、これこそが大事!、というもの見極めてしっかりと取り入れたいところ。今の中2には、やはり文法(文の組み立てルール)をしっかりと復習すること。つまらないことのようだけど、スローラーナーに目をやるいい機会になると確信している。

オーラルイントロは最近うまくやれていない。今はどちらかというと、生徒たちのレディネスを引き出すことに重きを置いているので、時には日本語でどんどん進めてしまっている。これも、再考の余地あり。


久保野先生の発表は気持ちで押し切られた印象(いい意味で)。心に響く言葉がいくつかあった。

「教師が授業中、生徒に英語で語り掛けること。先生の英語ならなんかわかるんだ、と思わせること。これこそが、「英語で授業」の本質である。」

「ALTの存在価値は生徒が「自分の英語が通じた」という気持ちにさせられることに尽きる。」

「プレゼンやスピーチで生徒がにやにやするのは、照れているのではない。自分ができないとことをごまかしているだけだ。しっかり練習すればにやにやなんてしない。」

発表の根っこは、到達目標の設定し、その力が測れるテストをきちんと作ることが大事ということ。その目標は基本的にはアウトプットにしていくこと。それに伴い各学期には大きな言語活動を設定すること。

閉会後「大きな言語活動時、オーディエンスの生徒をどのように集中させればいいか」と質問したところ、

「evaluationさせたりと小手先で工夫しないで、きちんと聞け、友達から学べ、という姿勢を教え、ガチンコで聞かした方がいい。」

との答え。ふー。そうだよなあ。

とても有意義な1日でした。帰りは同僚と飯田橋でおいしいイタリアンを。