『アメリカの小学校に学ぶ英語の書き方』
- 作者: リーパーすみ子
- 出版社/メーカー: コスモピア
- 発売日: 2011/09/26
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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自分のことを振り返ってみると、小学校の時に作文の書き方って習った覚えがない。僕は地方の出だし、自分の小学校の教員が怠けていたことも考えられるわけだから、一概には言えないが。
実際、今の生徒に英語の時間に作文を書かせると、結構書けない。日本語で書けば、「あじ」や「勢い」や「ユーモア」で乗り切れても、英語ではそれができない。
でも、つながり、まとまり、なんてことをすこし教えると格段に書けるようになる。
となると、今の言語教育においては、書くことに関していうと、英語という教科は結構貢献しているのではないか、なんて思ってしまったり。
なんて興味からこの本を読んでみた。
本の中心は著者の見たアメリカの小学校でウェブ(マインドマップ)、4スクエア、インバーテッドトライアングル、といった手法がどのように使われているかということに紙面の多くが割かれていた。この辺りはかなり参考になった。授業でもぜひ使ってみたいのはインバーテッド…。まずは抽象から具体へ。最終段落は三角形をもとに戻して。この流れは使えそう。
書く際の4スタイル(Narrative, Descriptive, Expository and Persuasive Writing)の記述もあったが、この辺りは記述があいまいだった感があるが。
やはり、日本語では今作文教育がどのように行われているかが気になる。何かいい本ないかな。