2014 センター試験 英語の新傾向

センター試験終了。
英語の問題を見てみると、少し変わってますね。
うちの学校の生徒たちなら問題ないと思うけど。
しかし、いい問題です。
それは第3問のB。パラグラフから不要な1文を取り出す問題です。

これの作問の意図としては、「段落一つに言いたいこと一つ」、そして同段落内でその「いいたいこと」から話題上も、論理上も外れたことは言わない、ということをしっかり理解しているかどうかを試すということでしょう。

困難を極める問題ではないけど、とても教育的だと思います。

用はこの問題に答えられることが、unity, coherenceを保った文を書けるということと同義ではないけれど、
これは教室で取り上げるときにとても効果的です。特にライティングの観点から。



そしてセンターの問題で教育的なのは発音(傾向は変わってないけど)。これはうちのような男子校では苦手な子が多い。
でも、これも教育的効果は高いといつも思います。

なんだか、そっけないとは思いますが、この問題をなるべく正確に解くには今までの発話経験が大きくものを言うと思います。もっと言えば、「受験生」になってからの対応ではにっちもさっちもいかないのが現状。これは中学からの積み重ねで乗り越えられるかなと。

とにかくセンターの問題の順番上、発音問題は冒頭に来るので、ここで判然としないまま次に進むのはとても精神的によくないのです。

センターの問題をよくしていくことってとても大事ですね。
実感しました。

それから、大学個別試験のくだらん問題を排斥できれば。