『外国語学習の科学』 白井恭弘

新入生(新中学1年)への説明会が昨日行われる。英語学習の意味、到達目標を伝える。
つたないながら、英語のパッセージを朗読する。
聴衆の眠気を覚ますくらいの役割は果たしたか。

今は、授業がないので本をどんどん読まないと。今のうちに知識を蓄え、後の数年間でその蓄えを教室で吐き出すのだから。

画像の本より引用。

クラシェンの「文法は家庭学習にまわし、教室では理解可能なインプットをあたえる」という方針をできるだけ応用し、文法の授業を廃止して、文法は小冊子を自宅学習させるようにしました。授業は文法訳読をつかった精読と、内容理解中心の多読を併用し、さらにサイドリーダーの授業をとりいれ、多量の英文を読ませました。(中略)このようにして、高校1年のはじめから多量のインプットをあたえたところ、1年終了時の成績が上がっただけでなく、それを3年までキープすることができました。 P.179-180

この話は公立高校の話。成績が上がったというのは模擬試験のようなものか。
この論が正しいなら、現場でやらない手はない。少なくともやって見る価値はあるだろう。
これに加え、音読を多用し、定期考査ごとにしっかり頭のデータベースを増やすべく英文暗記をさせれば力がかなりつくだろう。